「昭和元禄桃尻姉妹」公演は、今回が4回目になるようです。昨年が2回。今年2月は鳳劇団の旗揚げ公演でしたから、今回は再演と言っていいのでしょうか。2月公演は「映画やテレビとは異なる『舞台』の面白さ楽しさをより多くの方々に知らせたい」(劇団Webサイト)という狙い通りの舞台でした。今回(6月29日-30日、新宿タイニイアリス)はどうだったでしょうか。
「おはしょり稽古」サイトがさすがにこの芝居を見逃しません。「二時間足らずの中にいろんなものが、ぎっしりではなくジュクジュクに詰まっている。あたかも熟れて弾けそうな桃のように・・・と気持ち悪い文章になってしまうけど、そういう、ジューシーな話だ」と痺れていました。
劇団Webサイトによると、昨年(2004年)に続いて、今年11月にも海外公演(韓国・ソウル)が予定され、その前10月11日-12日に、新宿タイニイアリスでまたまた公演が計画されています。見逃した方は秋をお楽しみに。
【参考】前回の公演評は以下の通りです。
・「オジン世代への変貌」(西村博子)
・「変わらない原石」(北嶋孝)
[上演記録]
鳳劇団「昭和元禄桃尻姉妹」
新宿タイニイアリス(6月29日-30日)
作・演出:鳳いく太
出演:かぢゅよ&シルサ
照明:(有)未来工房 中本勝之、村上みゆき、朴須徳
音響:鶴岡泰三、鳳いく太
振付:かぢゅよ、橘左梗
劇中曲「瞬きの都」作曲・演奏:かぢゅよ