play unit-fullfull「此処にいるはずのない私」

 「おもしろいことなんでもやりたい集団」を自称するplay unit – fullfullの第11回公演「此処にいるはずのない私」が下北沢OFF・OFFシアターで開かれました(6月22日-26日)。  「休む … “play unit-fullfull「此処にいるはずのない私」” の続きを読む

 「おもしろいことなんでもやりたい集団」を自称するplay unit – fullfullの第11回公演「此処にいるはずのない私」が下北沢OFF・OFFシアターで開かれました(6月22日-26日)。
 「休むに似たり。」サイトのかわひらさんによると、今回は「事件の中での人の気持ちの微かな動きを得意とするフルフルの新作。上京して数年、追いきれない夢を追い続ける女の所に転がり込む人々の話」だそうです。


 劇団のWebサイトによると、あらすじは次の通りです。

上京したての頃、女には夢があった。夢を叶える為、
春のわくわく感と共に新しい生活をスタートさせた。
全てか楽しく希望に満ちた日々だった。
夢に向かった生活は好調な切り出しだ。
だが希望に満ちた日々は、慣れと現実の生活に揉まれて曖昧になってしまった。
気付けば30才、夢も希望もない、ふつうの生活。
『あ、っれ~?こんなだったけ?』
女にイライラと焦りが募る。そんな自分の現状に戸惑い出した頃、田舎の家族が夜逃げして来た。
彼らをかくまい、生活をみる羽目になる。
神経をきりきり心配する女を他所目に、明るく陽気な家族たち。
とてもじゃないけど、借金苦で夜逃げして来た人達には見えない。
家族の呑気さに、女のイライラはピークに達して・・・。
フルフルの、地味で陽気な何の変哲もないお話です。

 「地味で陽気な何の変哲もないお話」を「デジログからあなろぐ」サイトの吉俊さんは「シチュエーションコメディーでも無ければ、人情ものという程の人間模様もない・・・日常に少し毛が生えたくらいの日常、ちょっとサスペンスな日常・・・背伸びした日常を背伸びしない人間が描き出していく」と述べています。そのあと具体的な指摘をいくつかしていますが、それは原サイトでご覧ください。

[上演記録]
play unit – fullfull第11回公演「此処にいるはずのない私」
下北沢OFF・OFFシアター(6月22日-26日)

作・演出 ヒロセエリ
出演 遠藤友美賀 広瀬喜実子 青山貞子 杉木隆幸
野呂彰夫 馬場恒行(KAKUTA) 清水徹也(クロム舎) 新井友香(劇団宝船)

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

「play unit-fullfull「此処にいるはずのない私」」への1件のフィードバック

  1. play unit – fullfull『此処にいるはずのない私』

    下北沢OFF・OFFシアターにplay unit – fullfullの公演「此処にいるはずのない私」を見に行ってきました。 前々から気になっていて、見に行きたいと思っていました・・・今日はとてもタイミングが良かったので、昼割で観賞・・・映画館からのはしごです。 あるアパートの一…

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