劇団FICTION「ヌードゥルス」

 劇団FICTIONの第26回公演「ヌードゥルス」が新宿THEATER/TOPSで開かれました(7月26日-31日)。小劇場に実によく足を運んでいる「デジログからあなろぐ」と「しのぶの演劇レビュー」の両サイトがともに絶賛 … “劇団FICTION「ヌードゥルス」” の続きを読む

 劇団FICTIONの第26回公演「ヌードゥルス」が新宿THEATER/TOPSで開かれました(7月26日-31日)。小劇場に実によく足を運んでいる「デジログからあなろぐ」と「しのぶの演劇レビュー」の両サイトがともに絶賛しています。
 まず「デジログからあなろぐ」の吉俊さん。「オモシロイ!!非常に面白い舞台でしたぁ!!・・・面白いこと以外に何も語ることが無いのが唯一悔やまれる訳だが、それもまぁ面白いから許してしまう」とまで言い切っています。さらに次のように追い打ちです。

いや~まさかの一代記、笑いに隠れてどうでもいいと思われがちな物語も、スッキリ表現しながら意外や意外、重厚な物語が描かれていたりする。
そしてまた、役者が上手いこと上手いこと・・・笑いの採り方が非常に上手い。間と台詞回し・・・笑いの本質と言っても良いだろうこの2つの要素を、全員がしっかりと会得していて、どいつもこいつも面白い・・・もう、お芝居というよりも笑いを誰が一番取れましたか対決の様相。FICTIONの凄さは、脚本より以前にこの役者陣なんだと思う・・・

 「しのぶの演劇レビュー」のしのぶさんは、「デジログからあなろぐ」のレビューを読んで出かけたようです。「開場時間そして開演の瞬間から心をわしづかみにされました」と述べた上で、次のように物語とその魅力を伝えています。

主要登場人物は、同じ日に刑務所を出所した3人の同姓同名の男たち(名字はタナカ)と、刑務所前に住む浮浪者の女(三日月)。シャバの冷たい風に耐え切れなくなって、4人は一緒に山に登って共同生活を始めます。山では小麦を植えてソバを作って生計を立てていくのですが、でも、足踏みが揃っていたのもつかの間、一人のタナカは労働の日々が肌に合わず山を降りていきます。そして数十年の月日が経ち・・・。
 息のあったボケとつっこみ、狙いが定まったキャラクター設定など、こなれた技術で笑いがいっぱい起こっていました。ひっきりなしと言っていいほど。私は笑うというよりは吹き出すって感じでしたね。

 映画「2001年宇宙の旅」のいくつかのシーンや音楽をパクリつつ、隠れモチーフもしっかりストーリーに盛り込んでいるようです。お2人が太鼓判を押すのですから、次回公演が楽しみです。待ちきれない方は、北海道・富良野公演が8月27日-28日に開かれます。演目は同じ「ヌードゥルス」です。飛んで行ってください。

[上演記録]
劇団FICTIONの第26回公演「ヌードゥルス」
新宿THEATER/TOPS(7月26日-31日)

CAST 山下澄人・山田一雄・矢田政伸・井上唯我・荻田忠利・多田明弘・大山 健・福島 恵・大西康雄

STAFF 作・演出◎山下澄人
音響◎高橋秀彰
照明◎別所ちふゆ
舞台監督◎バタヤン
イラスト及び題字◎山下澄人
デザイン◎西山昭彦
モデル◎大谷アミーゴ光弘
企画・製作◎OFFICE FICTION
プロデューサー◎白迫久美子
製作◎原田裕・井上淳

投稿者: 北嶋孝

ワンダーランド代表

「劇団FICTION「ヌードゥルス」」への1件のフィードバック

  1. FICTION『ヌードゥルス』

    FICTIONの第26回公演「ヌードゥルス」を新宿THEATER/TOPSにて鑑賞。 オモシロイ!!非常に面白い舞台でしたぁ!!・・・面白いこと以外に何も語ることが無いのが唯一悔やまれる訳だが、それもまぁ面白いから許してしまう。 基本的に、コントのようなポイントポイントで…

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